今日もお読みいただき、ありがとうございます。
ゆっきーです。
写真は昭和59年、日本女子柔道界で初めて
世界選手権を制する快挙を成し遂げられた山口香さん。
当時、柔道は男子のスポーツで、女子の競技者は少なかったそうです。
そのため、山口さんは常に男子の中に揉まれて練習していました。
13歳から全日本女子柔道体重別選手権を10連覇するなど、
国内女子には敵なしの状態だったのですが、
日本一といえども当然、男子にはなかなか敵いません。
でも、山口さんはそれが良かったと言います。
普段から男子と揉まれているんだから、間違いなく勝てる。
女性相手に負けるはずがない。
普段敵わない男性相手の稽古が、自信となっていたのです。
その敵わない稽古の中で常に意識していたのは、
勝ち負けではなく、自分の進歩だったといいます。
今日の稽古では相手がグラっとしたな、
投げられる回数が減ってきたな、
たとえ、勝てない相手であっても、稽古をすれば絶対に進歩できる、
その進歩に目を向けてきたからこそ、強くなることができた。
勝負の舞台に立てば、必ず勝者と敗者に分かれます。
勝負は時の運。
勝った負けたで一喜一憂するのではなく、
その勝負を通じて得られた進歩に目を向けることの大切さを、
山口さんから教えていただいたように、ボクは思います。
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